外構工事の費用は、広さや要素、素材によって異なりますが、一般的な相場としては、建物の建築費用の10%程度が目安です。以下に価格帯別の外構工事の実施内容例と、費用を抑えるためのコツをご紹介します
価格帯別の外構工事の実施内容例
ハウスメーカー、業者、地域によっても違いがあると思いますのである程度の参考になれば幸いです
100万円以下でできる外構工事
- カーポート+コンクリート打ち
駐車場をコンクリートにし、カーポートを設置。雨の日の足元のドロドロを防ぎます
- 玄関アプローチ+コンクリート打ち
駐車場をコンクリートにした上で、おしゃれな玄関アプローチを設置
100~200万円でできる外構工事
- カーポート+門扉+門柱+コンクリート打ち
駐車場のコンクリート化とカーポート設置に加え、門柱とおしゃれな門扉を取り付け
- アプローチ+門扉+門柱+コンクリート打ち
駐車場のコンクリート化に加え、タイル敷きなどのおしゃれな玄関アプローチを設置。花壇や植栽も可能
200~300万円でできる外構工事
- 門扉+門柱+アプローチ+花壇・植栽
予算を上げると、門柱や門扉のグレードアップが可能。アプローチと花壇・植栽も施工できます
300万円以上でできる外構工事
- カーポート+車庫+アプローチ+コンクリート打ち
駐車場のコンクリート化と2台駐車可能なサイズのカーポート設置。車庫扉とアプローチも施工可能です
外構工事の費用をできるだけ抑えるコツ
- 新築の外構工事はハウスメーカーではなく外構専門業者に依頼する
- 相見積もりを取る
- 本当に必要なものを取捨選択する
外構工事の見積もりを正確に行うためのポイント
- 要望を明確に伝える
- あいまいな要望ではなく、具体的な希望を伝えることが大切です。例えば、庭のデザインや材料、植栽などの詳細を担当者と具体的に話し合いましょう
- 複数の業者から相見積もりを取る
- 3社以上の業者から見積もりを依頼し、比較検討することで、適切な価格とサービスを選ぶことができます
- 総額だけでなく、細かい項目も確認する
- 見積もりに含まれる項目を詳しく確認しましょう。人工費用、材料費、諸経費などが適切に分かれているかをチェックします
外構工事の見積もりは、建物の設計図面や他社の見積もりを活用しながら具体的な要望を伝えましょう。複数の業者さんからの見積もりを比較検討することで、適切な価格とサービスをみ見つけることができると思います
ちょっとした見積もり注意点
外構工事をデザインする上で、業者さんによっては見積もりする為のデザイン料が発生することもあります。(1回目のデザインが無料で、2回目から料金発生など)
なぜなら何度もデザイン、見積もりを繰り返して「やっぱり契約しない」となるとそれだけ時間が取られてしまうからです
ハウスメーカーと外構専門業者の違い
ハウスメーカーや専門業者って何が違うと思う疑問がありますよね!
外構工事を依頼する際、ハウスメーカーと外構専門業者の違いを理解することが重要です。以下にそれぞれのメリットとデメリットを説明します
ハウスメーカーに外構工事を依頼するメリット
- アフターサービスが充実している
- ハウスメーカーはカーポートやブロック塀、植栽などの外構工事から数年以内であれば無償で修理を行うアフターサービスを提供している場合が多いです
- 建物の工事と平行して打合せ・工事が可能
- 建物の工事と同時に外構工事を行い、都度打合せもできるため手間が省けます
ハウスメーカーに外構工事を依頼するデメリット
- デザインのわりに工事費用が高くなりがち
- 下請け業者に丸投げされるため、中間マージンが発生し、工事費用が高くなります
- エクステリアに関する知識が乏しい
- ハウスメーカーは住宅建築がメインであり、外構に関する知識が限られています(ハウスメーカーによっては担当が建物専門と外構専門が別々の場合もあると思います)
外構工事専門業者に外構工事を依頼するメリット
- 工事費用を抑えやすい
- 中間マージンがないため、比較的費用を抑えやすいです
- 豊富な知識と経験がある
- 専門業者は機能性、安全性、デザイン性を兼ねた提案をしてくれます
- 着工から完成までがスピーディー
- 工事規模によりますが、およそ2週間~3週間程度で終了します
- 現場ごと臨機応変な対応ができる
- お客様の要望に柔軟に対応してくれます
外構工事を検討する際は、自身の希望や予算に合ったものを選択することが大切です
まとめ
外構工事の相場はハウスメーカーや地域の業者さんによって違いがあります。自身のお住まいの付近でハウスメーカー、業者さんに見積もりを取ってもらいましょう
見積もりを取ってもらう際には自身の要望を明確に伝えてください。費用も「このくらい費用で」など伝えることも重要です