外構エクステリアで必ず使うドリル!
このドリル、使っていると切れが悪くなってきたり、場合によっては折れたりしませんか?
そんなドリル使えないと思って処分してませんか?再度使えるようにするためにドリルの刃を研ぐ方法と工具の紹介し解説します!
道具を大事に使っていきましょう!節約にもなるので、ぜひ試してみてくださいね!
ドリルを研ぐ作業を始めるために準備するもの
ドリルを研ぐためにはグラインダーが必要になります。グラインダーといっても種類があり、このドリルを研ぐために使用するグラインダーはベンチグラインダーという電動工具になります
- 必要な物
- 研ぐ予定のドリル
- 研ぐためのグラインダー
砥石が高速回転し、金属素材の端面研削やバリ取りなどで使用される電動工具になります
ドリルの手研ぎのポイント3つ!
ドリルを研ぐ際に注意すべきポイントは3つ!!
- 両肩を合わせる
- 逃げ面を作る(逃げ面を逃がす)
- シンニング
この3つを気をつけながら手研ぎしてみましょう!くれぐれも作業する際はグラインダーに手が巻き込まれないように注意してください!!!
両肩を合わせる
ドリルの両肩とは切り刃の面の高さ(幅)のことで、この高さ合っていないと、片方の刃だけ摩耗していき、場合によってはドリルの経が大きくなってしまったり、斜めに穴が空いてしまったりします。
ドリルの側面から見やすい場所で見て、両肩が片方だけ研ぎ過ぎているかよく見ましょう!
逃げ面を作る(逃げ面を逃がす)
この逃げ面を切り刃より逃がしておかないとドリルそのもの(母体)が刃より先に当たってしまい、穴が空かない原因になります。逃がし過ぎても刃が欠けやすいので、ある程度の逃がし面を作るようにしましょう!
シンニングを作る
シンニングとは切れ刃ではない部分を薄くすることです。このシンニングを作ることでドリルの切削する際の抵抗を下げ、ドリルをねじ込みやすくします。さらに切りくずを細かく分解して排出しやすくする効果があります!
ドリルの手研ぎの方法を解説
うまくドリルを研ぐにはとりあえずやってみることです。何度でも研ぐことはできますので、まずはグラインダー当てて研いでみましょう!
一度は刃がダメになったドリル!失敗してもいいと思う気持ちで何度でもガンガン研いでみよう!
グラインダーに刃を当て両肩を合わせる
グラインダーの面(水平部分)とドリルの面(水平部分)を合わせるようにし、最初に逃がし面を当てながら切り刃も滑らせるように削っていく。このように削ることで微調整しやすいです
このグラインダーの面とドリルの面を合わせることで、ドリルの角度がズレにくくなります。ドリルの角度が変わってしまった際には新品のドリルと見比べるといいでしょう。失敗お恐れず研いでみましょう!
両肩を合わせて逃げ面もできたらシンニングを作る
シンニングはグラインダー砥石の角で行います。ドリルのシンニングにする部分(切れ刃ではない部分)を砥石の角に沿って研削して作ります。これが出来てしまえば完成なので、この研いだドリルを使ってみてください!
研いだドリルの切れ味が回復したことが実感できるはずです!!あれ?切れないと思ったらもう一度研いでみよう!
グラインダーにはいろいろな種類がある
グラインダーにも種類があり、使用する目的に応じて使い分けします
ディスクグラインダー
現場でもよく使われているディスクグラインダー。主軸の先端にいろいろな種類の砥石を取り付けることができ、高速回転で加工する電動工具です。
このディスクグラインダーを現場でサンダーという人も多くいます。アリンコもこの工具はサンダーと呼んでいます!
※充電式はコードを繋ぐ手間がはぶけ、どこでもすぐに使用できるところが特にオススメのところです!!
ストレートグラインダー
ストレートグラインダーは先端に円筒形の砥石を取り付けて加工する工具で、研削やバリ取り、研磨ができます。ディスクグラインダーでは難しい個所に使用するには最適です
ハンドグラインダーともいい、ポータブルグラインダーとも呼ばれています
ベルトグラインダー
ストレートグラインダーと違い、ベルトが縦回転して研削する工具で、角度調整ができるアームになっていて細く深いところにも届き研削できる優れもの!
グラインダーとサンダーには違いがある
グラインダーは砥石を回転させて使用するのに対し、サンダーはサンドペーパーを回転させて使用する違いがあります。
- グラインダーは主に、「木材」、「金属」、「コンクリート」、「石」など硬い物の切削、切断などの作業ができます
- サンダーは主に素材の表面を削って滑らかにしたり、サビを落とす作業ができます
グラインダーの種類でも述べましたが、工事現場ではディスクグラインダーのことををサンダーという方もいますので、もし他の方に聞かれた際には確認しましょう!
ドリル研ぎは「ものづくり」業界にも役に立つ!
ドリルの刃を研ぐことは外構エクステリア以外にも「ものづくり」業界に役に立ちます!
機械加工や金物関係の鉄、アルミ、ステンレスなどを扱う業界には欠かせない作業技術の1つと言ってもよいかと思います!この作業は身に付けておいて絶対に損はないです!!ぜひ覚えて活用しましょう!
まとめ
ドリルを研ぐ際はベンチグラインダーを用意すること!
ドリルを研ぐためには3つのポイントに注意しながら研ぐ。その3つのポイントは「両肩を合わせる」、「逃げ面を逃がす」、「シンニングを作る」。このポイントに注意しながら研いみると刃の切れ味が回復する!
研ぐことに失敗したとしても研ぎ直すことができますので何度でも挑戦してみましょう!!