この記事ではフェンス柱の立て方についての施工のコツ、ポイントを説明します
どの業者さんでも基本の立て方は同じだと思いますので参考になればいいと思います
柱の確認
最初に立て込む前に確認しておいてください
面材と柱の向き
自分の向けたい方向の面材向きと柱向きを確認しておく
間違って立ててしまうと取り外しするのは困難ですので必ず確認しましょう
柱のピッチ
柱のピッチ(間隔)を確認しておきましょう
柱はフリーポール柱(自在柱)と間柱の2種類あります
施工しやすいのはフリーポール柱なのでこちらをオススメします
フリーポール柱
柱の間隔がずらして立てても大丈夫な柱で比較的に立てやすい
間柱
柱の間隔がほぼぴったりに立てないといけない柱で初めてやるには難しい
面材も確認しておく
面材の大きさによって柱の立てるピッチが変わってきます
間柱はほぼピッチが決まっていますが、フリーポール柱はピッチに自由がききますので、建て込み間違いも起こることがあります
2000mm以下や1977mm以下のピッチだったり、高さがある面材は1000mm以下ピッチにするなどありますのでよく説明書、施工書を見ましょう
モルタルを練る
ブロックや独立基礎の場合は普通のモルタルの方が施工しやすいと思います
モルタルについてはこちらを参考にしてください
バサモルタルでもできる場合がある(何もない場所、ブロックや独立基礎以外の場所など)
バサモルタルに急結剤を使用して早めに硬化させる場合もあります
バサモルタルの作り方はこちらを参考にしてください
柱を立てる
柱には高さを合わせられるように穴が開いています。その柱を立てる為のピン、または穴に入る釘を事前に用意しておく必要があります(この穴は水抜き穴になります)
種類によってはフェンスを取り付ける金具穴があるので見間違えないようにしましょう
両端部を先に立てる
柱は両端部を先に立てることで後に水糸が張れることができ、中間部の柱の通りが水糸で見れるようになります
立て込むポイントとコツ
立てる個所がブロックの場合、ブロックの穴にブロック天端より低めにモルタルを入れます
ピンを差し込んだ柱をモルタルを入れた穴にブロック天端まで差し込みます
差し込みにくいときは揺らしながら(振動させるように)やると差し込みやすいかと思います
ただし揺らしすぎるとモルタルがゆるくなってしまうので、なるべくスッと差し込んで調整してください
高さ調整はピンで簡単にできるのであとは垂直を水平器で確認し出しますがモルタルが固まっているわけではないのですぐには安定しません
ある程度垂直を出してモルタルが固まってくるのを待つ
固まってきたらもう一度水平を見ながら垂直を調整します
調整する時は入れたモルタルを細い棒などで少し押し詰めるようにすると傾いている柱を調整することができます
立てたばかりの柱は揺れやすいので水平器はそっと当てましょう
早く固めたい方は超速硬セメントがあります
水糸を張る
両端部の柱に水糸をかけて張ってから中間柱を立てていきます
水糸を張る時の注意点
水糸を張る際は必ず両端部の柱のモルタルが硬化してから張ってください
硬化していないまま水糸を張ると水糸をかけた柱がガタついて垂直がずれてしまいます
水糸の張る位置
施工する人にもよりますが、高さを見やすいように金具穴などに合わせて水糸を張る場合もあります
ただ、高さはピンで調整出来ますので柱の通りを見るだけの水糸を張れば水平に糸を張らなくても問題ありません
柱を立てるブロック天端が水平ではない場合、水糸を高さを合わせて水平に張らなければなりません
丁張りのかけ方や水糸についてはこちら
中間柱を立てる
水糸を基準にし、中間柱を立てていきます
水糸に柱が当たって立てると、通りのズレが出るので注意しながら立ててください
モルタルの硬化を見ながら順に立てていき、全部の柱が固まったらピンを抜きましょう
まとめ
柱は立てる前に向きやピッチを確認しておくことが絶対です
説明書、施工書の注意点は確認しておきましょう
その立てる状況に合わせてモルタル、もしくはバサモルタルを使いましょう
確認してから両端部の柱、中間の柱と順に施工していけばスムーズに立てれることができると思います