庭に構造物を作りたい時、必ず必要だと言ってもいい便利なものがコンクリートブロックです
ブロック塀などの強度が必要で高さも必要なブロック積みは大変ですが、ちょっとした仕切りくらいならDIYでも可能です。
ここではブロックを積み方やコツをできるだけわかりやすくチャレンジできるように解説しますので参考になればと思います
積み方とコツ
1段目や3段目などいろいろな状況の写真になります
モルタルを置く
モルタルを一輪車(ネコ)やトロ舟から取る場合はブロック鏝、バケツから取る場合はレンガ鏝がいいでしょう(バケツからブロック鏝ではモルタルが取りにくい)
ブロックの幅(厚み)に合わせてモルタルを置き並べます。置いた時に鏝を引く(スライド)ようにするとキレイに置きやすいです
モルタルにブロックを置く
モルタルの上のやさしくブロックをのせます。この時なるべく水平にのせるようにすると調整しやすいです
隣のブロックや下のブロックにブロック面を合わせるように置くときれいに置くことができます
この時置いたモルタルが多すぎると沈みにくく、少なすぎると沈みすぎるので注意が必要です
モルタルが柔らかすぎるのも注意です
高さを合わせていく
水平器をブロックの上に置き、左右前後の水平を確認しながらハンマーで少しずつ少しずつ叩いていきます
写真のようなハンマーを使って叩いているとブロックが欠ける場合がある為、必ずハンマーとはかぎりませんので、ハンマーの取っ手の部分で叩く、もしくは鏝の取っ手部分で叩いても大丈夫です
普通に叩いていくと、最後の調整の時、隣のブロックとの間の繋ぎ目が少し隙間が空いてしまうことがあります
空かないためには最終の調整で、隣のブロックとは反対側を先に叩いて最後に隣側の方を叩くと隣のブロックに寄るようにぼぼ隙間なく積むことができます
叩きながら張っている水糸に合わせていきます
どうしても側面の傾きが出るような場合はブロック側面の下側を叩くと調整できます
叩く際はハンマーを持ってない反対の手でブロックを軽く押さえて支えながら叩くとズレにくくよいでしょう
慣れてくると、ほとんど支えなくとも積むことができます
どうしてもうまく積めなかった場合は一度ブロックを外し、もう一度モルタルを置き直ししてから積みなおしましょう
ブロックの穴詰め
ブロックを積んだら必要のない穴はモルタル詰めをしましょう
フェンスの柱を立てる必要がある個所のみモルタルは入れずに残しておきましょう
詰めることで強度が出ます
コンクリートブロックの種類
コンクリートブロックの種類は一般的に使われているのは、「基本ブロック」、「横筋ブロック」、「コーナーブロック」の3つです
この3つを鉄筋無しの個所、鉄筋を入れる個所、コーナーにしたい個所で使い分けします
ブロックの目地
目地はブロックの種類にもよりますが横目地、縦目地があります
目地は積んだ時に必ずはみ出てきますので目地鏝で目地切りをします
目地は意外と一定の幅になりません。いろんな幅の目地鏝を持つことをオススメします
目地鏝の種類
目地鏝にたくさんの種類がありますが基本的にはステンレス製目地鏝9mmや7.5mmでいいと思います.
積むものによって目地鏝の太さを使いわけましょう
目地切りのタイミング
目地切りをするタイミングは一言でいえば「ほどよく乾いてきた時」です
あまり柔らかいうちに目地切りをすると、とてもやりずらいですし、場合によってはブロックが沈んでしまいます
硬くなりすぎるとボロボロになりやすく目地が切りにくくなります(特に夏の季節は乾きやすいので、すぐモルタルの硬化するので注意が必要です)
目地切りのコツ
切るコツはあまり力を入れずにやることです。力を入れ過ぎると目地モルタルが奥に押されてモルタルが抜けてしまいます(穴が空いたようになってしまう)
目地の汚れ掃除
目地を切ったら目地部分が汚れているので水に濡らしたスポンジや刷毛などで拭き取ります(目地を切るとブロックの際が汚れてしまうため)
その後もう一度、目地を切りなおします
強度を出すために
強度を出すために横筋をいれましょう
ブロックの高さや強度を出すには必須な工程ですので鉄筋は入れるようにしましょう
モルタル充填
鉄筋を入れた個所はモルタルも入れるようにしてください。鉄筋のみでは錆びる上に強度としても意味がありません
ブロック天端の場合は天端鏝できれい均していきましょう。汚れた天端の隅はブロック目地同様、刷毛で拭き取りをしましょう
刷毛で拭き取りをしないとモルタルの汚れが白くなって汚くみえてしまいます。きれいに拭き取っても後々白くなってくる現象を「白華」といいます
まとめ
ブロックを積むためにはブロックベースが必要です。その上にモルタルを置きやさしくブロックを置いてください。この時なるべく水平に置くことを忘れないでください。これが積みやすくするポイントです
そして水糸を基準に左右前後に気をつけながら叩いて高さを調整してください。叩く際は軽く手で支えながら叩くとズレが安定しますのでやってみてください
そして必ず目地は切りましょう。切って掃除をすれば綺麗なブロック積みの完成です
ぜひチャレンジしてみてください