皆様は建物を建てる時その建物の高さを気にしたことはありますか?外構において建物の高さは重要なことで敷地の状況に合わせてGLを設定しないと、後に取り返しのつかないことになりかねません
そこでGLとは何?というGLの重要なことや勾配の重要性について解説します
GL(グランドレベル)とは
GL(グランドレベルまたはグランドライン)とは建物が建つ地面高さの基準のことをいいます
ほとんどの家のコンクリート基礎が見えている部分は40cm程度です
建物のコンクリート基礎には深基礎というのがあり、敷地に高低差がある場合などに基礎を深くする工事のことです
建物のコンクリート基礎には高基礎というのがあり、浸水防止や豪雪地域の問題対策にする基礎です
このGL設定は敷地の状況、建物の配置、隣地の高さを見て決めることが重要となってきます
GL設定はBM(ベンチマーク)との差も重要となってきます
BM(ベンチマーク)とは?
BMとは基準値の高さのことで、ほとんどが道路の側溝の高さ、またはマンホールをBM=±0としています
これは建築工事中に動くことのない物の高さを基準にしています
例えば敷地配置図で「GL=BM+250」と記載なっている場合は、その建物のGLがBM(基準値)のマンホールより25cm上がったところが建物のGLとなります(250はミリ単位の記載です)
基本的なGL設定
- 設定は高すぎず低すぎずにする
- 勾配をとれるようにする
- 道路より下がらないようにする
- 隣地との高低差を大きくしない(隣地と同じくらいが理想)
これらが設定に必要なことです。ほとんどが同じようなことですが、これを順に簡単な説明します
設定の高さと低さ
設定を高くしすぎると駐車場の勾配がきつくなったり、アプローチの段差が多くなったりと使い勝手が良くない外構になってしまいます。低い場合は勾配が取りにくくなり、雨水などの排水が困難になります
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勾配をとれるようにする
外構では雨水が溜まらないように勾配をつけるようにします。コンクリート駐車場などは2~3%の勾配をつけることが一般的です。製品によっては透水性があるものもあり、水たまり対策もできます
すでにGLとBMの差があまり無く勾配がとりにくい場合は違った方法で改善する必要があります
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道路との高さ
建物のGLが道路より下がらないように設定することが鉄則です。GLが下がってしまうと敷地外に水を排水できないどころか、建物の方に雨水が流れてきたり溜まってきたりしてしまいます
道路と水平のGLもNGです。勾配がとれずこの場合も雨水が溜まる可能性があります
隣地との高さ
隣地とのGL差は同じくらいがよいでしょう
あまりに差がありすぎると低い方に雨水や土が流れてしまったりするので、土留め工事の必要がでできたり、隣地とのトラブルになる可能性もありますので、できることなら隣地との差は同じくらいをオススメします(もともとの敷地の高さや状況によって設定できる差が違いがあり、必ずしもできるわけではありません)
工事前にGL設定を確認
新築工事でも外構工事でもGL設定を視野に入れておくとよいでしょう。そうすることでその後の外構工事で勾配をとることでのデメリットが減ります。
GLを確認するためにレーザーレベル機器
確認するためにはレベルを測定してくれる機器があります。
アリンコはトプコンのレーザーレベル機器を使わせていただいております。三脚も取付できて高低差を測りやすく、敷地内なら余裕で360度レーザーが届き測定できます。レーザーも赤く見やすい!
そしてケースも収納がよくてかなり頑丈な作りになってます
このレーザー機器は単純に使いやすいです。高低差が低い時、高い時で「ピピピッ」と音で違いがわかります。三脚の脚も伸縮できるタイプなので足場が悪い場所でもセットしやすいでオススメです!
土木や建設関係を学習している方必見!
土木や建設関係においてGL(グランドレベル)や勾配はとても重要なことで絶対に覚えておきたいところです!他のも施工する上で重要なことはたくさんありますが、基本的なことから覚えていきましょう!!
「グランドレベル(GL)や勾配、その他のことは覚えたが、施工管理の作文関係が苦手」などそんな方はこちら必見です!
やってみよう!!
「作文作成代行」があり学習する上で完全に対策できるものです!!!
まとめ
グランドレベル(GL)は建物においてとても大切なこととわかってもらえたでしょうか?外構に限らず土木、建設では必須のことです!自分の家を建てる方にしても、施工する側の方にしても必ず最初の段階で知っておくことが問題にならないことにつながります!このことが参考になってくれれば幸いです!