お庭の水はけ改善する方法

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水はけ、水たまりの改善 エクステリア

「お庭で水はけが悪いので改善したい、対策したい、どうにかする方法はないか」などなど自宅でお困りになってませんか?

「雨で水たまりができて足が汚れる」「水たまりのせいでお庭や歩く場所が汚れる」「水たまりが泥のようになり車が汚れてストレス」など困りごとはどうすればなくなるのか?

この記事はお庭の水たまりを無くし、水はけ改善を解説します

そもそもなぜ水たまりができる?

水は必ず高所から低所に流れていきます。自然に土の下、つまり地下にも水は浸透していきますが、庭のほとんどの水は地面の表面を辿ってマスや側溝などに流れるように排水します。これを「表面排水」といいます

この排水ができず水たまりができるにもいろいろな原因があります

  • 土が粘土質で保水性がある
  • もともと畑で黒土だったため保水性がある
  • 地盤が岩盤で透水性がない
  • もともと地盤が弱い
  • 庭に勾配がついていない
  • 逆勾配になっている
  • 仕切られた花壇などの植栽などで根詰まりしている

このようなこと以外にも原因はあると思いますがほとんどこれらが原因です

水はけ改善するための7つの方法

水はけ改善するための方法は以下の方法です

勾配をつける

勾配とは水平に対する傾きの度合いです

この勾配をつけないと水が溜まりやすくなります

水を流れやすく、なおかつ歩きやすくするには勾配を2%~3%が理想ですが、庭の広さや場所によって勾配をつけるのが困難な場合があります。その場合は違う方法で改善しましょう

アリンコ
アリンコ

勾配は1mで高低差1cmで1%なので

2%にするには1mで2cm、10mで20cm差なりますよ

水はけのよい土に入れ替える

粘土のような土では水はけが悪いので水はけが良い土に入れ替えることでよくなります

ただし現状の土の上に敷くと庭全体が高くなってしまいますし、薄く入れ替えても意味がありません。できることなら30cm~35cm程度入れ替えるといいかと思います

こうすることで雨が降った次の日には水が引き、水たまりがなくなります。勾配も一緒に取ると効果的です

難点は作業の大変さや、入れ替えた土の処分があるので業者さんに依頼した方がよい方法です

土壌改良をする

土壌改良とは水が通る流れの隙間を作ることです

固くなった土では隙間がないので水はけが悪いです。そこで土を耕してそこに砂利などを混ぜてあげると隙間ができ効果があります

浸透桝(マス)を設ける

雨水桝とは別に浸透桝という物があり、その桝の側面、底面に穴が空いてあるため雨水を集めて地中に浸透させる構造をしたものです

浸透桝の外側に2cm~4cm程度の大きさの砂利を敷き、透水シートで包むようにし、フィルターのようにします。浸透桝の側面に排水管を取り付けて最終桝や道路側溝などに繋ぐとよいでしょう

暗渠管を浸透桝に繋ぐことでなお効果が大きくなります

雨水桝が低い場所に設置してある場合

雨水桝が低い場所にある場合は桝ふたを穴が空いているふたに交換することで雨水桝に水が流れやすくなります(勾配が必ず必要)

暗渠排水を設ける

庭の水はけが悪い時に暗渠排水管を設置することで改善効果が大きくなります

暗渠排水管とは水を通す隙間があるパイプで、地中にこのパイプを埋設することで地表の水を流し排水する水路を設けることができる管です

アリンコ
アリンコ

この方法は庭以外の校庭や農地の水はけ改善にも使われていますよ

透水性コンクリートなどにする

水たまりがなくても足や家が雨で汚れるという方は透水コンクリートをオススメします

この透水コンクリートは水を通さない普通コンクリートとは違い、水を通しやすくなっており庭に施工すれば汚れることは無くなり、水たまりができる心配もありません

主に公共の公園や歩道、庭の駐車場、アプローチなどに使用されています

砂利を敷く

詳しい砂利敷きについてはこちら

砂利を敷くことで泥汚れを防ぎ水たまり改善になります

実際には水はけが良くなったわけではなく砂利を敷くことによって小さな水たまりを無くしているだけですが、それでも効果は大いに期待できます

(ただし大きな水たまりがあるような凸凹の状態で敷いても意味がありませんので注意です)

まとめ

以上の7つの改善方法を紹介しましたが、状況によってどの改善方法が合っているか、または庭をどのようにしたいかで選ぶ方法が人それぞれ違ってきます。最初は簡単に解決できそうなものから検討していくのもよいでしょう。もし自身で試してみるのであれば、「勾配をつける」「砂利を敷く」などからやってみるといいと思います。(他の方法は施工が大変なので)

自宅の庭にどの方法がいいかわからない、試してみたが改善までに至らなかった場合には、業者さんに見てもらいどの方法が適しているのか相談するといいでしょう

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