このモルタルとはセメント、砂、水を混ぜて作ったものをモルタルと言います
このモルタルはブロックやレンガ、タイル、縁石などの接着剤、コンクリートの下塗り、上塗り剤などに使用するのに適している材料です
使う材料はセメントと砂と水だけです
なんとこれだけで作れちゃいますので作ってみましょう
モルタルの配合
モルタルの割合は、
セメント | 1 |
砂 | 3 |
水 | 0.5 |
このぐらいが最適です
強度を強くしたい場合は砂を2くらいにしましょう
ただし水の量は砂の渇きや濡れ具合で入れる量が少し変わるので注意が必要です
必要な道具
- 練りクワ(電動なら撹拌機)
- トロ舟(プラ舟)もしくは一輪車でも出来ます
(少量を作る場合はレンガ鏝とバケツで代用しても大丈夫です)
- ひしゃく
- モルタルミキサー
(これは大量に練る場合などに使うと便利です)
※注意、セメントはアルカリ成分が強いので、手袋着用をおすすめします。素手で触るとかなり荒れますので気をつけてください
作り方
- まず最初にセメントと砂を容器に入れます
- 入れたら練りクワでムラなく混ぜます(混ぜたものが灰色っぽい砂になります)
- この後にひしゃくを使って水を入れ練っていきます
ちなみにこの2までの状態が、空練りモルタルと言われているものです
(空練りモルタルとは製品のなどの下地に使用されています。詳しくは別の記事で)
※ここで注意
ひしゃくを使わず一気に水を入れるとユルユルなモルタルになってしまいますので気を付けながら調整しましょう
砂が水分で湿っている時も同じで、これも調整しながら水を入れないとユルユルなモルタルになってしまって、使用するにはとても使いにくいものになります
理想な硬さは耳たぶくらいです(モルタルを置いてもヘタレないくらい)
夏場などはすぐ乾きやすいので少し柔らかめでもいいと思います
逆に冬場は乾きにくいので柔らかくしない方がいいので季節の気温に合わせて配合調整するのがいいでしょう
このモルタルの配合が手間だと思う場合は既調合モルタルというものがあります
水だけを混ぜて練れば簡単に作ることができると思います
この既調合モルタルは用途によっていろいろな種類がありますので、自分の目的に合ったものを選ぶといいでしょう
他にもモルタルミキサーという電動の機械があり、これがあると多くモルタルを作りたい時はとても楽に作ることが出来ます
ドラム容器に撹拌羽根があり、回転させてセメント、砂、水を練り混ぜてくれます
モルタルから生コンクリート
このモルタルに骨材(砂利)を入れて混ぜることで生コンクリートも作ることができます
この生コンクリートでポールや柱などの根巻きができます
根巻きコンクリート
根巻きとはコンクリートで足元を安定させるための構造のことです
使い道
最初にいった通り、このモルタルはブロックやレンガ、タイル、縁石などの接着剤、コンクリートの下塗り、上塗り剤などに使用するのに適している材料です
例えばブロックでいえば、ブロック積みに使用できます
ブロックを積み上げていくならブロックの目地にもなり、ブロックの天端にも使用できるわけです
タイルなら下地材としてモルタルを塗り、その上にタイルを張ることもでき、いろいろな役割として便利なのがモルタルです
- その日に使い切る
モルタルは練ってから徐々に硬化がしてきますので柔らかい状態で保存できませんので、使う量を決めて作るといいでしょう
あまりにも残ってしまうと処分するのに大変です
まとめ
- セメント、砂のを配合し、水の量に気をつけながら練る
- 練る際は量に応じて、使う道具と容器を決めてから練る
- 練ったモルタルは使い切るようにする
これらを基本にすればいい感じにモルタルを練ることができると思いますので、ぜひ作ってみてください