庭は趣味や季節を楽しめる素敵な空間ではありますが、その反面にメンテナンス管理、お手入れが必要なのも事実です。そのお手入れなども人によって楽しめる人もいれば、面倒と思う人、さまざまだと思います
庭には日が経つと必ず物の劣化や汚れ、木や雑草の成長などが出てきて綺麗に保つにはメンテナンス管理、お手入れが必要、それに加えて時間と労力が必要になってきますので、ここでは庭のメンテナンスと管理について役に立つことを解説します
あくまでアリンコの視点からですので参考になれば幸いです
大事なのは雑草を生やさないようにすること
庭の手入れにおいて一番大事なことは雑草を生やさないことです。庭木などは管理しやすい本数にし無理なくできる思いますが、雑草は違います。雑草は至るところから次々生えてきます。メンテナンス管理がしやすい庭にするには雑草の生えない環境を作ることです
メンテナンス管理しやすいもの
ここでは庭のお手入れしやすいものを紹介します
すでに出来ているものもあると思いますがメリット、デメリットもあるので参考にしてください
コンクリートにする
- メリット
これは定番のものですが、やっぱり「コンクリートにする」です
駐車場は土間コンクリートに、家周りは犬走コンクリートにするなど、こうすることで雑草の生えないようになり、除草作業が軽減されます。土に比べて足元が汚れることがない
シンプルかつ後にも手間がほぼかからないので管理が楽です
- デメリット
油汚れが染み込むと取れにくく、コンクリートのやり替えは費用がかかる
全面コンクリートでは殺風景になってしまう
ロッキングを敷く
- メリット
ロッキングとは小さなブロックを敷き並べて歩くスペースを作れるもので、コンクリートと同じく除草作業が軽減されます
なおかつさまざまなデザインがあり庭にアクセントがつけれます。後に変更したい場合も取り外しも可能ですし、手直し工事もコンクリートしやすい
- デメリット
年数が経ち湿気があるような場所だとロッキングかみ合わせ部分にコケが生えてくる場合があります(高圧洗浄などの水掃除で除去可能)
コンクリート平板を敷く
- メリット
ロッキングと同じようなもので、これもデザインがあり庭にアクセントがつけることができ、雑草対策にもなります
- デメリット
だだし、下地がバサモルタルなどで施工する場合もあるのでロッキングに比べてやり替えたい場合には面倒な場合があります
石張りをする
- メリット
駐車場、アプローチ、塀などに石を張るデザインのことです
雑草対策にもなりますし、石なのでほぼ汚れることはなく、ブラシでの掃除や洗浄もしやすいです
- デメリット
やり替えたい場合がある時には費用がかかる
人工芝を敷く
- メリット
天然芝に比べて芝刈りの必要がなくお手入れがほぼ不要で維持費もほとんどかからず、虫も出にくい。庭にも緑ができて自然のようなぬくもりが出ます
- デメリット
年数が経つと芝の毛が寝てしまうので、気になる場合には交換が必要
防草シートと砂利敷き
- メリット
家周りなど防草シートを敷いた上に砂利を敷くことで面倒な管理を必要とせず、雑草対策になります
なおかつ砂利の種類によっては歩くと音がなる「防犯砂利」というのもあります
- デメリット
耐久性の低い防草シートを使うと早い年数で劣化してしまい雑草が生えやすくなる
植物をプランターや鉢植えに
- メリット
植物をプランターにすることで置き場所を変えることができ雑草が生えるのを防ぎます
大きく育つことも防ぎ水やりも楽です
- デメリット
ただし小さいプランターにすると台風などの風で倒れる可能性があります
成長が緩やかな樹木
- メリット
成長が緩やかな常緑樹を選ぶことで掃除が軽減される
落葉樹にしても葉が大きめのものを選ぶことで掃除がしやすい
鳥が食べるような実がなる樹木は避けることで鳥の糞を防ぎやすい
- デメリット
成長が緩やかな樹木や常緑樹だとあまり季節の楽しみ方がない(そこまでデメリットではない)
通気性のあるフェンス
- メリット
通気性のよいフェンスを選ぶことで、日差しを遮過ぎることで日陰になった部分に湿気でコケが生えてしまったり、虫が出でくることがあることを防ぐことが出来ます
(日差しを遮り過ぎると植物に影響があるが、これは植物の場所や庭がどの位置(方向)にあるかで違いがあるので絶対とはいえない)
- デメリット
通気性のみ考えてしまうと、設置場所によっては周りからの目隠しにならない
よくあるNGなこと
次のことはオススメしない方法です。きちんとした方法で行わないと必要以上にお手入れが面倒になりかねません
よく後々やり直すことになってお金が余計にかかったなどの話をききますので参考にしてください
砂利だけ敷く
家周りの砂利を防草シートを敷かずに砂利のみで敷いてしまうことで雑草が生えてきます
土よりは雑草が抜きやすいですが、結局のところ除草作業が必要のなります
後で防草シートを敷けばよかったと後悔するのならば、最初の段階で防草シートを敷いておくべきです
砕石駐車場
駐車場スペースを砕石駐車場にすることはオススメしません
後に水たまりができたり、雑草がが生えてきたりします
できることならコンクリート駐車場、または透水性のあるコンクリートや舗装をオススメします
植物の植えすぎ
成長しやすい植物を多く植えすぎることでメンテナンス管理が大変になってきます
特に葉の多い落葉樹は掃除が大変だったり、成長が早いものは剪定などが大変だったり、メンテナンス管理が自分では手に負えなくなってきます。後のことも考慮して植物の数を制限してみましょう
メンテナンス管理ですること
メンテナンス管理の仕方はそれぞれ人によってあると思いますが、ここでは使ってみたこと、やってみたことを紹介します
とても自分で手に負えない場合は業者さんに相談した方がいいでしょう
メンテナンスって意外と大変
コンクリートやタイルの洗浄
土間やタイルの汚れを洗浄するならば高圧洗浄機を使うといいでしょう
コンクリート塀やロッキングなど汚れにも有効です
ただし注意点もあり、洗浄機は高圧のため塗装してあるものや、もともと劣化しているものは、剝がれたりボロボロになりやすいので注意が必要です
白華の除去には酸性
白華とは建築材料の表面に白い成分が出でくることです。かんたんに言うとタイルやブロック、レンガなどが白くなってくるのがその「白華現象」です
これは酸性洗剤とブラシを使って除去できます
酸性洗剤(トイレ用サンポールやクエン酸)を使用して最後に洗い流してください
年数がたった白華で硬化した部分はスクレーパーなどで削り落としてから酸性洗剤を使いましょう
金物のキズはメーカーや業者さんに
ちょっとした小さなキズならば補修ペンなどである程度補修できると思います
あまりに大きいキズや合う色がない場合はメーカーや業者に問い合わせてみるといいでしょう
芝刈りには電動機器
芝刈りは芝刈り機、草刈り機でやるのがいいでしょう
芝刈り機にも手動と電動がありますが、庭のデザインや形によって使いやすい機器、使いにくい機器があるはずです
自身の庭で使いやすい機器を選んで予算や今後を考えて購入するといいでしょう
剪定
剪定は基本はありますが樹木によってさまざまな剪定がありますので、絶対がありません
自分で楽しみながら剪定したい方は自分自身で剪定した方がいいかと思います
剪定するハサミは、剪定バサミ、刈込バサミがあり、高木用の高枝切バサミなどもあります。木の形や枝の太さによって使い分けます。太い枝はノコギリを使います
剪定がよくわからない、もしくは木が高木で剪定できないなど、そういった方は業者にお願いするのがいいでしょう
わからないままボツボツ切ったりすると、今後、日数が経つにつれて樹形がよくない形になってしまうおそれがあります
メンテナンス管理に使った道具
ケルヒャー
高圧洗浄ができる機器で、庭のくすんだ汚れを洗浄し落とすことができます。さらに車の洗浄もでき、便利な機器です
高圧なので洗浄する対象の素材などに注意して洗浄すること
サンポール
酸性の洗剤で白華、その他の汚れも落とすことができます。ただ、近くに植物がありこの洗剤があまりかかると、枯れる可能性もあるので洗い流す時には気をつけてください
スクレーパー
先端がヘラ状の工具のことで、主に剝がしたり、削り落としたりの作業で使われます
硬化した白華、古い塗装、汚れを落とすことに効果的です
強く削り過ぎてキズをつけてしまうことに注意です
草刈り機
雑草や芝を簡単に刈れる機器で、鎌などの手作業をしなくてすみ、刈る時間も短縮でき便利です
しゃがむ必要もないので腰が痛くなることもないです
ただ刃が回転するので人や飛び石に特に注意が必要です
はさみ、ノコギリ
剪定することに使うハサミで、剪定バサミ、刈込バサミ、高枝切バサミ、この他にもいろいろあります
枝を切るためのノコギリがあり刃の種類が荒目、細目、万能目などがあります
熊手
掃除に用いる道具で、刈った雑草や枯れ葉、落ち葉をあつめるのに便利です
てみ
てみとは「ちりとり」のような道具です
落ち葉や剪定ガラ、解体ガラなど、量が多い時にすくって多く運ぶことができます
熊手と一緒に持っていると掃除に便利です
ブロワー
いろいろなゴミを一気に吹き飛ばしてくれるのがブロワーです
造園用の大きめのリュック型ブロワーや手持ちのハンディ型ブロワーなどがあり、動力もエンジン式、コンセント式、バッテリー式があります
まとめ
いかがでしたか?
これはアリンコが工事してやってみたこと、感じたこと、話をきいたことを経験として話しました
管理しやすいもの、オススメしないもの、メンテナンス管理の方法、便利道具を解説しましたが、人それぞれ庭は違うので自分自身の庭に合うもの、楽しめるもの、便利になるものを選んでみてください
自分の憩いの空間を作っていきましょう